写像
写像(mapping)とは
写像とは、ある集合のすべての要素に対して、別の集合の要素を「1つだけ」対応させるルールのことです。
現代数学では「関数」をより一般化した概念として扱われます。
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イメージで理解する
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* 左の集合(A)から右の集合(B)へ
* 各要素に矢印が1本だけ出る
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1. 定義と基本構造
写像は通常、次のように書きます:
[
f : A \to B
]
* 定義域(domain):( A )(元になる集合)
* 終域(codomain):( B )(対応先の集合)
* 像(image):
( a \in A ) に対して対応する ( f(a) \in B )
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2. 必ず守るルール(超重要)
✔ ① すべての要素に対応
* Aのすべての要素は、必ずBのどれかに対応する
✔ ② 対応は1つだけ
* 1つの要素が複数の値に飛ぶのはNG
👉 つまり
「1対1じゃなくてもいいが、1対多はダメ」
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3. 写像の種類
■ 単射(injection)
異なる入力 → 異なる出力
[
a_1 \neq a_2 \Rightarrow f(a_1) \neq f(a_2)
]
👉 「かぶらない」
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■ 全射(surjection)
Bのすべての要素が使われる
👉 「取りこぼしなし」
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■ 全単射(bijection)
単射 + 全射
👉 「完全1対1対応」=逆関数が作れる
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4. 具体例
■ 関数の例(最も基本)
[
f(x) = x^2
]
genui{"math_block_widget_always_prefetch_v2":{"content":"y = x^2"}}
* 実数 → 実数への写像
* 例:
(2 \rightarrow 4), (-3 \rightarrow 9)
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■ 定数写像
すべて同じ値に飛ぶ
例:
[
f(x) = 5
]
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■ 恒等写像(identity)
[
f(x) = x
]
👉 「そのまま返す」
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■ 身近な例
* 人 → 誕生日
* 学生 → 学籍番号
👉 「必ず1つに決まる」なら写像
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5. 関連概念
* 逆像(preimage)
→ ある値になる元を集める
* 合成写像
→ 写像をつなげる
[
(g \circ f)(x) = g(f(x))
]
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まとめ(超シンプル)
👉 写像とは
「入力1つ → 出力1つ」に決まるルール
* 全部に対応する
* 1つにしか対応しない
* でも同じ値に集まるのはOK
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