🔰 基本
HTML Living Standard は、WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group) によって継続的に策定・更新されているHTMLの仕様です。
従来のHTML5.xシリーズと異なり、バージョン番号は廃止され、常に最新版がWeb標準とされる「リビングドキュメント(Living Standard)」として公開されています。
📚 基礎
- HTML Living StandardはW3CではなくWHATWGが管理しています。
- 2021年以降、HTMLの唯一の標準仕様として利用されています。
- 「
<dialog>」や「<template>」など、新要素の定義も含まれます。 - 既存のHTML5.2との互換性も保たれつつ、進化し続けています。
💡 応用
Living Standardの仕様に基づいた最新のHTML記述では、次のような応用が可能です。
- モーダルウィンドウに
<dialog>要素を使用 - Web Componentsのための
<template>とshadow DOM - アクセシビリティ対応を強化したセマンティックタグ群(例:
<article>,<section>)
また、非推奨になった要素もあるため、古いHTML5からの移行時には注意が必要です。
🛠️ 開発
実際のWeb開発では、HTML Living Standardに準拠することで以下のメリットがあります。
- 各種ブラウザ(Chrome, Firefox, Safari, Edgeなど)との高い互換性
- JavaScriptとの親和性が向上
- 将来的なメンテナンス性・SEOの強化
また、Lighthouseなどの解析ツールでも、Living Standardに沿ったコーディングが推奨されます。
📝 採用された変更・追加の一覧
<dialog>要素の正式採用<template>とis=""の利用<menu>要素の再定義と拡張- Web Forms APIの一部仕様強化
- スクリプトの属性(例:
nomodule,async)の明確化 - 既存属性の仕様の明示(例:
autocomplete,inputmode) - 非推奨となった要素や属性の整理
最新の変更は常に WHATWG公式仕様 をご確認ください。