リーンソフトウェア開発(Lean Software Development)

ムダを削り、価値に集中する開発思想

リーン開発とは?

Lean Development(リーン開発)は、 トヨタ生産方式(TPS)の考え方をソフトウェア開発に応用した手法です。

最大の特徴は「ムダ(Waste)を徹底的に排除する」こと。 価値を生まない作業・機能・待ち時間を減らし、 顧客にとって本当に必要なものだけを素早く届けます。

なぜリーンが重要なのか

リーン開発はこれらを防ぐため、 MVP(最小限の価値ある製品)を素早く出し、 フィードバックを回し続けます。

リーンソフトウェア開発の7つの原則

① ムダを排除する(Eliminate Waste)

使われない機能、過剰なドキュメント、待ち時間はムダ。

② 学習を強化する(Amplify Learning)

短いサイクルで作り、試し、学ぶ。

③ 決定を遅らせる(Decide as Late as Possible)

不確実な段階で決め切らず、情報が揃ってから判断。

④ 高速で配信する(Deliver as Fast as Possible)

小さくても早くリリースし、価値提供を優先。

⑤ チームに権限を与える(Empower the Team)

現場の判断を尊重し、自律的に動けるチームへ。

⑥ 全体を最適化する(See the Whole)

部分最適ではなく、プロセス全体を見る。

⑦ 品質を作り込む(Build Integrity In)

後回しにせず、最初からテストと品質を組み込む。

アジャイル開発との関係

リーン開発

  • 思想・哲学が中心
  • ムダの排除
  • 経営・組織視点も重視

アジャイル開発

  • 実践的な開発手法
  • スクラム・XPなど
  • チーム運用が中心

👉 リーンはアジャイルを内包する上位概念 と考えられることも多いです。

関連用語

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