Bitbucket とは

Bitbucket は、Atlassian が提供する Gitベースのコードホスティング+コラボレーションサービスです。 特に Jira を使うチーム向けに最適化され、課題(Issue)とコード(ブランチ/コミット/PR)を つなげて「いま何が進んでいるか」を見える化しやすいのが強みです。

得意
Jira連携 / PR運用 / 権限制御 / チーム開発
CI/CD
Bitbucket Pipelines(設定ファイルで実行)
提供形態
Cloud(SaaS) / Data Center(自社運用)
ポイント:「課題 → ブランチ → PR → ビルド/デプロイ」が同じ流れで追えると、 チームの説明コストと手戻りが一気に減ります。

主要機能(何ができる?)

Bitbucketを「Git置き場」で終わらせないための機能群。

  • Gitリポジトリ(公開/非公開)
  • ブランチ運用(feature / release / hotfix 等)
  • コード検索、差分表示、履歴追跡
  • チーム権限(リポジトリ/ブランチ単位)

Jira と連携すると何が嬉しい?

Jira と Bitbucket をつなぐと、Jira側で「その課題に紐づくブランチ/コミット/PR/ビルド/デプロイ」を 自動で追跡できるようになります。結果、朝会や報告の「説明コスト」が下がります。

よくある運用

  1. Jira課題を作る(例:PL-120)
  2. ブランチ名に課題キーを入れる(例:feature/PL-120-login)
  3. コミットメッセージにもキー(例:PL-120 fix)
  4. PR作成 → レビュー → マージ
  5. Pipelinesでテスト/デプロイ

効くポイント

  • 「この課題、いま誰がどこまで?」が見える
  • レビュー漏れ・手動手順を減らしやすい
  • マージ条件が揃うので品質の下振れが減る
  • リリース説明がラクになる
TIP
ブランチ名・コミット・PRのどこかに 課題キーが入っていれば運用が回ります。 最初は「ブランチ名ルール」だけ決めるのが簡単。

料金の考え方(ざっくり)

Bitbucket Cloud には Free / Standard / Premium があり、 Freeは小規模チーム(最大5ユーザー)向けという位置づけです。 (リポジトリは公開/非公開どちらも作れ、Pipelinesのビルド分数など枠があります)

観点 見るべきポイント 判断の目安
人数 課金ユーザー数(ワークスペースのメンバー) 5人超えるなら有償検討
CI/CD Pipelinesのビルド分数・実行頻度 頻繁なら枠増量/上位プラン
統制 必須マージチェックや権限要件 厳格ならPremiumやDCも候補
運用形態 CloudかData Centerか 要件/監査/ネットワークで決める
注意:料金・制限は変更されることがあるので、最終判断は公式のPricingを確認してください。

Cloud と Data Center の違い

ざっくり言うと、Cloudは運用が軽く、Data Centerは自社要件に合わせて統制を強くしやすいです。 「社内規定・監査・ネットワーク制約」を軸に決めるのが安全。

項目 Cloud(SaaS) Data Center(自社運用)
導入 すぐ使える(インフラ不要) サーバー/運用設計が必要
運用コスト 低め(更新も自動) 高め(保守・監視・更新)
拡張/統制 標準機能中心 要件に合わせてコントロールしやすい
おすすめ まず始めたい/小〜中規模 大規模/強い規制/閉域など
「今はCloudで始めて、規模や要件が増えたら見直す」も現実的な選択です。

GitHub / GitLab / Bitbucket の違い(超要約)

サービス 強み ハマりやすいチーム
GitHub 巨大なエコシステム、OSS文化、Actions 外部公開やOSS寄り、採用/発信重視
GitLab DevOps統合が強い、自己ホストの選択肢 GitLab中心に一体運用したい
Bitbucket Jira連携が強い、権限/PR運用と相性 Jira中心、アトラシアン統一で回したい

※ 実際は「既存資産」「社内ルール」「CI/CD」「監査要件」で決めるのが正解。

はじめ方(最短ルート)

1) リポジトリ作成(Cloud)
  1. Workspace を作る(チーム単位)
  2. Repository を作る(private推奨)
  3. README / .gitignore を追加
  4. ローカルから push(または既存リポジトリをimport)
2) ブランチ戦略(最低限)
  • main:本番(常にデプロイ可能)
  • feature/PL-xxx-*:作業ブランチ(Jira課題キー)
  • main へは PR 経由でマージ(直push禁止)
3) PR運用(おすすめ初期設定)
  • レビュー1人以上必須
  • CI(テスト)成功必須
  • mainへの強制push禁止
  • テンプレ(PR説明)を用意
4) Pipelines を有効化

リポジトリに bitbucket-pipelines.yml を置いて有効化。 最初は「PRでテストが回る」だけでも効果大です。

5) Jira と接続

Jira管理側で Bitbucket と接続すると、課題画面に開発情報が出ます。 チーム全員の「状況共有」が早くなります。

よくある質問

Bitbucketは無料ですか?

Bitbucket Cloud には Free プランがあります。小規模チーム向けで、制限(ユーザー数・CI分数など)があります。 本格運用は規模に応じて Standard / Premium を検討します。

GitHubとの違いは?

「Jira中心の開発フロー」を自然に作りやすいのがBitbucketの強みです。 一方GitHubはコミュニティや連携の多さが魅力。

Jira課題キーは必須?

必須ではないですが、入れた方が運用が楽です。 まずは ブランチ名に入れるだけでも十分回ります。